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(7)タイマ管理機能
サブネットワーク層でプロトコルの制御に使用する以下のタイマ管理及びシナリオの時刻制御の管理を行う。
・リスタート要求応答タイマ
・発呼要求応答タイマ
・リセット要求応答タイマ
・復旧要求応答タイマ
・シナリオ制御(タイマ、ウエイト)
4.2.3サブネットワーク層プロトコル・ステート・マシン
VDLサブネットワーク層プロトコルの主要な処理内容を概説するため、航空機側の試作プログラムの状態遷移図を図4.2.3−1に示すとともに、その内容を以下に示す。また、各状態の基本処理フローを図4.2,3−2から図4.2.3−12に示す。
(1)呼切断状態(アイドル)
VDLの運用開始を受領して、サブネットワーク層を初期化した状態。処理フローを図4.2.3−2に示す。
(2)手順選択状態
オペレータの選択により次の状態へ移行する。
・明確化手順を選択した場合には、全呼クリア状態へ移行する。
・急速化手順を選択した場合には、呼接続状態へ移行する。処理フローを図4.2.3−3に示す。
(3)全呼クリア状態
明確化手順が選択された状態。
全論理チャネルを初期化した後、相手局サブネットワーク層にリスタート要求を送信し、次の状態へ移行する。処理フローを図4.2.3−4に示す。
(4)レディ状態
相手局サブネットワーク層からのリスタート確認を待っている状態。
リスタート確認を受領した場合には、呼接続状態へ移行する。処理フローを図4.2.3−5に示す。
(5)呼接続状態
明確化手順を選択した場合は、リスタート確認を受信した状態。
急速化手順を選択した場合は、手順選択状態から移行してくる状態。

 

 

 

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